診療のご案内
在宅医療(訪問診療)について
在宅医療とは、病院へ通うことが難しくなった方が、医療・介護・地域と連携した体制のもとで、住み慣れたご自宅や施設で医師の診療を継続して受けられる医療です。当クリニックでは、その連携体制を土台として、医師が定期的に診療を行い、必要な時には速やかに対応する「定期訪問」「往診」を行っております。
定期訪問は月1回以上
当クリニックでは、医師が月1回以上の定期訪問を行い、日々の体調管理から病状の変化まで、継続的に診ていきます。定期的に診察を行うことで、体調の小さな変化にも早く気づき、無理のない在宅療養につなげていきます。
24時間体制での対応
在宅療養中は、急な体調変化が起こることも少なくありません。当クリニックでは、そうした不安にも対応できるよう、24時間体制で、病状や変化に応じた往診に対応しています。「何かあった時に、すぐ相談できる医師がいる」その安心感を大切にしながら、在宅での療養生活を支援します。
定期訪問と往診の違い
在宅療養中は、急な体調変化が起こることも少なくありません。当クリニックでは、そうした不安にも対応できるよう、24時間体制で、病状や変化に応じた往診に対応しています。「何かあった時に、すぐ相談できる医師がいる」その安心感を大切にしながら、在宅での療養生活を支援します。
| 定期訪問 | 往診 | |
|---|---|---|
| 頻度 | 月1回以上 | 必要に応じて不定期 |
| 対応時間 | 診療時間内 | 24時間体制 |
| 内容 | 計画的な診療 | 今すぐ対応 |
検査について
超音波や心電図、血液検査など、病状の把握や治療方針の決定に必要な検査を訪問時に実施します。通院が難しい方でも、安心して継続的な医療管理を受けることができます。
超音波検査
超音波検査
超音波(エコー)検査は被ばくのない安全で、肝臓や腎臓、心臓、膀胱などの臓器の状態や腫瘍の有無を確認できます。また、お腹や胸に水が溜まっている場合も、量や状態を正確に把握できます。
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尿・便・培養検査
血液ガス分析
血液ガス分析
在宅酸素療法や人工呼吸器を使用している患者様を対象に、血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量、あるいはpHを、動脈血を採取して測定できます。
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心電図検査
心電図検査
胸痛や動悸などの症状がある方に、自宅で心疾患の有無や状態を確認する検査です。在宅で簡易に行え、吸盤を使わないため跡が残りません。
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PT-INR検査
PT-INR検査
ワーファリンを服用中の方を対象に、血液が正常に凝固するかを調べる検査です。ご自宅で少量の血液を採取し、月1回の検査結果に応じてワーファリンの量を調整します。ワーファリンを服用している患者さんは、2.0~3.0になるように調整します。
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血糖値測定
血糖値測定
簡易血糖測定器を使って血糖値を測定する検査です。インスリン自己注射中の方は保険で機器を購入できますが、その他の方も当クリニックで月々レンタルしたり、訪問時に測定したりすることが可能です。
-糖尿病ガイドライン
- 01. 空腹時(糖負荷前)126㎎/dl以上
- 02. 糖負荷後2時間値200㎎/dl以上r
- 03. 随時血糖値200㎎/dl以上
- 04. HbA1c6.5%以上
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認知症検査
認知症検査
長谷川式簡易知能評価スケールを用いてご自宅で簡易的に評価を行い、結果によって、認知症外来など専門科へ紹介をさせていただくことが可能です。
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点滴・注射 処置
脱水などによる一時的な点滴や、中心静脈カテーテルを用いた高カロリー輸液の管理など、患者様の状態に応じた点滴・注射を自宅で安全に実施しています。カテーテル挿入の際は小手術となりますので、必要な場合は紹介させていただきます。
皮下埋め込み型
ポート管理
皮下埋め込み型ポート管理
右または左の胸の皮膚の下に、100円硬貨ほどの大きさのポートを埋め込み、薬剤を投与するためのカテーテルとつなげる治療です。カテーテルの先端は心臓近くの太い血管に留置されます。
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PICC管理末梢挿入中心
静脈カテーテル
PICC管理 末梢挿入中心静脈カテーテル
PICC(ピック)とは、上腕から挿入する中心静脈カテーテルのことで、比較的簡単に挿入でき、感染リスクが少ないのが特徴です。経口摂取が難しい方への高カロリー輸液や、抗がん剤治療中の方に用いられます。
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予防接種
予防接種
毎年のインフルエンザ予防接種はもちろんのこと、子供の予防接種や高齢者の肺炎球菌ワクチンや骨粗鬆症予防の注射なども可能です。ただし、任意の予防接種の場合、自費負担となりますのでご了承ください。
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在宅CART腹水濾過濃縮
再静注法
在宅CART
腹水濾過濃縮再静注法(CART)は、肝硬変やがんなどによってお腹や胸に溜まった水(腹水・胸水)を、ただ抜いて捨てるのではなく、特別なカラムで濾過・濃縮して体に必要なアルブミン(たんぱく成分)を回収し、点滴で体に戻す治療法です。
実施目的
腹水や胸水の貯留により、「お腹が張って食事が摂れない」「息苦しい」「動くのがつらい」などの症状を軽減することを目的としています。また、アルブミンを再利用することで、体内のたんぱく質バランスを保ち、むくみや全身のだるさの改善にもつながります。
対象となる方
- 肝硬変やがんによって、腹水・胸水が溜まりやすい方
- 抜水後に体力低下や低アルブミン血症が起こりやすい方
- 繰り返しの腹水穿刺を必要とする方
当クリニックでの処置
当クリニックでは、在宅でCARTを実施できる体制を整えています。
医師が安全に腹水・胸水を採取し、専門の装置で濾過・濃縮を行った後、アルブミン成分を点滴で体に戻します。これにより、通院や入院の負担を減らしながら、症状の緩和とQOL(生活の質)の維持をサポートします。
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在宅ハイフロー
セラピー
在宅ハイフローセラピー
在宅ハイフローセラピーは、高流量の酸素と空気を加湿・加温して鼻カニュラから送る治療法です。
一般的な酸素療法と比べて呼吸がより楽になり、息切れや倦怠感の軽減に効果があります。
実施目的
呼吸不全や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などで呼吸が浅くなりやすい方に対して、呼吸仕事量を減らし、安定した酸素供給を行うことを目的としています。
これにより、在宅でも快適な呼吸状態を維持しやすくなります。
対象となる方
- 慢性呼吸不全やCOPDなど、酸素療法を必要とする方
- 呼吸の苦しさや息切れが強く、通常の酸素投与では改善しにくい方
- 在宅療養中でも安定した呼吸状態を保ちたい方
当クリニックでの処置
当クリニックでは、在宅でのハイフローセラピー機器の導入から運用サポートまでを行います。
医師とスタッフが使用状況を定期的に確認し、適切な流量や酸素濃度を設定します。安全かつ快適にご自宅で治療を継続できるよう支援しています。
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IPV肺内パーカッション
ベンチレーター
IPV肺内パーカッション
ベンチレーター
IPV(Intrapulmonary Percussive Ventilation)は、専用の装置で肺の中に細かい振動を送ることで、痰(たん)の排出を促し、肺の換気を改善する治療法です。従来の吸引では取り除きにくい痰を効果的に排出できます。
実施目的
肺の中に溜まった分泌物を効率よく除去し、肺炎や呼吸不全の予防・改善を目的としています。
特に、筋力低下や神経疾患などで自力での排痰が難しい方に有効です。
対象となる方
- 痰が多く、うまく出せない方
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)など神経疾患をお持ちの方
- 慢性呼吸不全や誤嚥性肺炎を繰り返している方
当クリニックでの対応
当クリニックでは、IPV装置を用いた在宅治療を医師の管理のもとで行っています。
患者さまの症状や体力に合わせて振動の強さ・頻度を調整し、安全かつ効果的に痰の排出を促します。
定期的な評価により、呼吸状態の維持・改善をサポートします。
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がん性疼痛ケア
がん性疼痛ケア
がん性疼痛ケアとは、がんによる痛みを和らげるための治療全般を指します。痛みの程度や種類に応じて、医療用麻薬(モルヒネなど)や鎮痛補助薬を適切に使用し、患者さまが少しでも穏やかに日常生活を送れるよう支援する医療です。
実施目的
痛みの緩和を通して、身体的・精神的な負担を軽減し、「自宅で自分らしく過ごす」ことを目的としています。必要に応じて、吐き気・不眠・便秘など副作用への対策も行い、生活の質(QOL)を維持・向上させます。
対象となる方
- がんにより強い痛みを感じている方
- 服薬や注射による鎮痛管理が必要な方
- 入院ではなく、自宅での療養を希望される方
- 痛み以外にも不安・不眠・食欲不振などの症状に悩まれている方
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中心静脈カテーテル
挿入術
中心静脈カテーテル挿入術
中心静脈カテーテル挿入術とは、腕や首などの太い血管(中心静脈)にカテーテルを挿入し、点滴や栄養剤を安定的に投与するための処置です。点滴の針が入りにくい方や、長期間にわたって高カロリーの栄養管理が必要な方に行われます。
実施目的
通常の点滴では確保が難しい場合に、確実に薬剤や栄養を体内に届けることを目的としています。
また、頻繁な注射による血管への負担を軽減し、感染リスクを最小限に抑える効果もあります。
対象となる方
- 血管が細く、点滴ルートの確保が困難な方
- 高カロリー輸液(IVH)が必要な方
- 長期的に点滴治療を続ける必要がある方
当クリニックでの対応
当クリニックでは、必要に応じてご自宅でも中心静脈カテーテルの挿入・管理を行っています。医師が超音波などで安全に血管を確認しながら挿入し、感染予防やカテーテル管理の方法についても丁寧にご説明します。
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胃管カテーテル
からの経管栄養
胃管カテーテルからの経管栄養
胃瘻とは、口から食事を摂ることが難しくなった患者さんの胃にカテーテル(管)を通して、直接栄養を投与する方法です。ボタン型やバンパー型などのカテーテルがあり、液体の栄養剤(流動食)やミキサー食を使用します。
実施目的
食事摂取が困難な方に必要な栄養・水分・薬を安全に届けることを目的としています。
誤嚥性肺炎の予防や、栄養状態の改善を通して体力の維持にもつながります。
対象となる方
- 脳梗塞や神経疾患などにより、嚥下(飲み込み)が困難な方
- 長期的に経口摂取が難しい方
- 安定した栄養補給が必要な方
当クリニックでの対応
当クリニックでは、胃瘻・腸瘻の管理やチューブ交換、栄養剤投与のサポートを在宅で行います。
ご家族にも手技や衛生管理の方法をお伝えし、安心して経管栄養を続けられるよう支援しています。
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腹腔穿刺
腹腔穿刺
腹腔穿刺とは、肝硬変やがんなどの影響でお腹にたまった腹水を、針を使って排出する処置です。
腹水が増えると、腹部の張りや痛み、食欲低下、呼吸苦などが起こるため、定期的な排出が必要になります。
実施目的
腹水を抜くことで、腹部の圧迫感や呼吸の苦しさを和らげ、生活の質を改善することを目的としています。
対象となる方
- 肝硬変、がんなどで腹水がたまりやすい方
- 腹部の膨満感や呼吸苦で生活に支障を感じている方
当クリニックでの対応
当クリニックでは、自宅で超音波検査を行いながら、安全に腹腔穿刺を実施します。医師がその場で状態を確認し、感染や出血などの合併症に配慮しながら丁寧に対応します。
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在宅酸素療法
在宅酸素療法
在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)は、専用の酸素濃縮装置を使って、自宅で継続的に酸素を吸入する治療です。肺や心臓の機能が低下している方でも、日常生活をより快適に過ごせるようになります。
実施目的
血液中の酸素濃度を安定させ、呼吸苦の軽減や心臓・脳への負担を減らすことを目的としています。
在宅での安定した酸素供給により、入院を減らし生活の質を維持します。
対象となる方
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、慢性的な呼吸不全の方
- 肺線維症や心不全などで低酸素状態が続く方
- 安静時や少しの動作で息切れを感じる方
当クリニックでの対応
医師が酸素療法の必要性を評価し、機器の導入から設定、使用方法の説明までサポートします。
訪問時には血中酸素濃度を確認し、酸素流量を調整するなどのフォローを行います。
ご家族にも機器管理や安全対策をわかりやすく説明しています。
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人工呼吸器の
導入・管理
人工呼吸器の導入・管理
人工呼吸器とは、自分の呼吸が十分に行えない方の呼吸をサポートする医療機器です。
慢性呼吸不全や神経疾患などにより呼吸が弱くなった方の呼吸を補助します。
実施目的
呼吸機能の維持を支え、息苦しさの軽減や酸素不足の改善を図ることを目的としています。
また、在宅での療養を希望される方が、安心して生活できるよう支援します。
対象となる方
- 慢性呼吸不全の方
- 神経筋疾患などで呼吸筋が弱くなっている方
- 新生児や小児で呼吸補助が必要な方
当クリニックでの対応
当クリニックでは、24時間365日体制で人工呼吸器の導入・管理を行っています。
在宅での設定調整やトラブル対応も迅速に行い、患者さま・ご家族の不安を軽減します。
使用方法や緊急時の対応についても丁寧に指導します。
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在宅輸血
在宅輸血
病気の進行により輸血が必要となった方で、寝たきりなどの理由で通院が困難な方を対象に、ご自宅で輸血を行う医療サービスです。
実施目的
病状の進行による生活への影響を最小限に抑えながら、在宅での療養を可能にすることを目的としています。
対象となる方
- 通院での輸血が困難な寝たきりの方
- 疾病や体力の低下により通院が難しい方
当クリニックでの対応
当クリニックでは、大阪府赤十字血液センターと連携しています。実施の際は訪問看護ステーションとも連携して、ガイドラインに基づき安全に輸血を行います。輸血中や輸血後の副作用にも迅速に対応できる体制を整えており、医師と看護師が協力して、24時間365日体制で患者様とご家族をサポートします。
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胸腔ドレナージ
胸腔ドレナージ
胸腔(肺と胸壁の間)にたまった液体(胸水)や空気を抜く処置です。
その際、胸腔内に「胸腔ドレーン」というチューブを挿入して留置します。
この胸腔ドレーンの挿入は病院で行い、在宅ではその後の管理を行います。
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その他のご案内
脱水などによる一時的な点滴や、中心静脈カテーテルを用いた高カロリー輸液の管理など、患者様の状態に応じた点滴・注射を自宅で安全に実施しています。カテーテル挿入の際は小手術となりますので、必要な場合は紹介させていただきます。
レスパイト入院
レスパイト入院とは
レスパイト(respite)とは、「一時的な休止」「休息」「息抜き」を意味します。レスパイト入院は、「ご家族の都合による入院」という考え方ではなく、患者様とご家族が今後も療養生活を継続していくための、「一時的な休息」を目的とした入院です。
当クリニックでの対応
当クリニックでは、医師と看護師がご家族の負担軽減を大切にし、いつでもご相談をお受けしています。状況に応じてレスパイト入院の調整や介護保険サービスの利用について助言も行います。
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ショートステイ
ショートスティとは
介護が必要な方が一定期間施設に宿泊し、介護や生活支援を受けることができる介護保険サービスです。
ご家族の休養や外出、体調不良時などに利用されることが多く、在宅療養を継続するための一時的な支援として活用されています。
当クリニックでの対応
ご家族の状況や在宅療養の状態に応じて、ショートステイの利用についてご相談をお受けしています。必要に応じて、ケアマネジャーや関係機関と連携しながら、利用に向けた調整や情報提供を行います。在宅療養を無理なく続けていくための選択肢の一つとして、まずはお気軽にご相談ください。
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非常用電源
非常用電源
停電時でも人工呼吸器や酸素吸入器などの医療機器を継続して使用できるよう、在宅療養の状況に応じた災害時用発電機の導入をご案内しています。また、実際の停電を想定した準備や操作方法についても、多職種で連携しながらサポートいたします。
発電機の導入や備えについてご不安がある場合は、まずはお気軽にご相談ください。
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