大阪の在宅医療専門診療所いなだ訪問クリニックのご案内

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ABOUT

訪問診療・在宅医療とは

病院ではなくこれまで慣れ親しんだ家、ご家族との生活、
施設などにおいて医療を提供することが在宅医療です。
在宅医療には、訪問診療と往診があります。

  • 訪問診療とは

    毎月の外来通院と同じ形で、家や施設に居ながら定期的、計画的に受けられる医療のことです。

  • 往診とは

    計画的な訪問診療を受けらている患者様に起こる突然の病状の変化に応じて、その都度受けられる医療のことです。

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いなだ訪問クリニックの
在宅医療について

当クリニックでは、患者様それぞれの生活スタイルを
大切に考え、ご自宅でも可能な限りの医療を提供します。
以下の検査や処置を行うことができます。

  • 検査

    • 血液検査定期的に行いますが、状態が変化したときなどは随時行います。

    • 尿・便・培養検査

    • 心電図検査循環器疾患のある方や胸部症状を訴える方はすぐにご自宅で検査が可能です。

    • 超音波検査エコー検査のことです。お腹と肺と心臓と頸動脈を検査します。

    • 血液ガス分析在宅酸素療法や人工呼吸器を使用している患者様を対象に、血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量、あるいはpHを、動脈血を採取して測定できます。

    • PT-INR検査ワーファリン内服中の患者様を対象に、ご自宅で簡易的に検査を行い、ワーファリン量を調節することができます。

    • 血糖値測定

    • 認知症検査長谷川式簡易知能評価スケールを用いてご自宅で簡易的に評価を行い、結果によって、認知症外来など専門科へ紹介をさせていただくことが可能です。

  • 点滴・注射

    • 脱水などによる一時的な点滴や持続的な点滴

    • 中心静脈カテーテルからの高カロリー輸液管理

    • 皮下埋め込み型ポート管理皮膚の下に埋め込んで薬剤を投与するために使用します。ポートは、100円硬貨程度の大きさの本体と薬剤を注入するカテーテルにより構成されています。右または左の旨の皮膚の下に、または腕の皮膚の下に埋め込みます。カテーテルの先端は、心臓近くの太い血管に留置されます。小手術を必要としますので、その際は病院に紹介させていただきます。

    • PICC(末梢挿入中心静脈カテーテル)管理PICCとは、上腕から挿入する中心静脈カテーテルのことです。ほかの中心静脈カテーテルと比較して、腕から比較的簡単に挿入ができ、挿入後の感染リスクが少ないことが特徴です。小手術となりますが、日帰りでも可能です。病院に紹介させていただきます。

    • 予防接種毎年のインフルエンザ予防接種はもちろんのこと、子供の予防接種や高齢者の肺炎球菌ワクチンや骨粗鬆症予防の注射なども可能です。ただし、任意の予防接種の場合、自費負担となりますのでご了承ください。

心電図検査とは?

心電図検査

心電図検査とは、心疾患の存在を示唆する症状(胸痛、動悸、労作時息切れ、欠神など)がある場合や、心疾患の診断または判定に利用されます。
心疾患の診断とは...不整脈・心筋梗塞・狭心症・心房や心室の肥大、カリウムやカルシウムなどの電解質異常、ジギタリスや抗不整脈薬などの影響などがあります。当クリニックが使用している心電図は、在宅で簡易的に行えます。また、吸盤を使用しないので、跡形が残りません。

超音波検査とは?

超音波検査とは?

超音波(エコー)検査とは、被ばくがない安全な検査です。エコー検査でみることができる臓器は、肝臓・胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱・前立腺、子宮・卵巣、腸などです。これにより、炎症で臓器が腫れていたり、腫瘍などの有無がわかります。また、癌などでお腹や胸の中に水が溜まった時も、どれくらい溜まっているか、エコーすればわかります。

血液ガス分析とは?

血液ガス分析とは?

血液ガス分析とは、血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量、あるいは血液中のpHを測定する検査です。動脈血を採取します。(左足付け根または手首から採取しますので、少し痛みが伴います・・・)
ではなぜ、この検査が必要かといいますと・・・肺は、呼吸によって大気中の酸素を取り込み、不要な二酸化炭素を排出するガス交換という換気を行っています。動脈血を採取して、酸素と二酸化炭素の量を調べることにより、肺が正常に機能しているかどうかがわかります。また、pHに異常があれば、肺と腎臓のどちらかに異常があるということがわかります。

基準値

  • PaO2(動脈血酸素分圧) 80~100Torr
  • PaCO2(動脈血二酸化炭素分圧) 40±5Torr
  • pH 7.40±0.05

PT-INR検査とは?

PT-INR検査とは?

PT-INR検査とは、血液が凝固するとき、血液中の血小板や凝固因子と呼ばれるたんぱく質などが正常に働いているかどうかを調べる検査のことです。
ワーファリンを服用している患者さんに対して、月1回必ず測定し、結果をみてワーファリンの量を調整します。方法は、0.5㏄くらいの少量の血液を、採血させていただきます。それを上記のような手順で簡易的に検査を行うことができます。

基準値

ワーファリンを服用している患者さんは、2.0~3.0になるように調整します。

血糖値測定とは?

血糖値測定とは?

血糖値測定とは、上の写真にあるような、簡易血糖測定器を用いて、血糖値を測定することです。糖尿病でインスリン自己注射をされている患者さんは、保険で血糖測定器を購入することができます。糖尿病の内服治療のみの方や、ステロイド内服中で糖尿病発症リスクの高い方は、血糖値の確認が必要ですが、保険で購入ができません。しかし、当クリニックで月々お安くレンタルすることも可能です。また、ご自分の測定器をお持ちにならなくても、訪問診療や往診のときにだけ測定することもできます。

糖尿病ガイドライン

  • 01.空腹時(糖負荷前)126㎎/dl以上
  • 02.糖負荷後2時間値200㎎/dl以上r
  • 03.随時血糖値200㎎/dl以上
  • 04.HbA1c6.5%以上

PICCとは?

PICCとは?

PICCとは、通常上腕から挿入する中心静脈カテーテルです。他の静脈カテーテルと比較すると、腕から比較的簡単に挿入ができて、挿入後の感染なども少ないのが特徴です。経口摂取が十分できない方に行う高カロリー輸液や、抗癌剤治療を受けている方が対象になります。外来でも手術が受けられる医療機関もありますので、必要な時はいつでも紹介させていただきます。

TREATMENT

いなだ訪問クリニックだからこそ
実施できる処置

  • 腹水濾過濃縮再静注法
    (CART)

    腹水濾過濃縮再静注法(CART)は、肝硬変やがんになどによって、お腹や胸に溜まった水を抜いてそのまま捨ててしまうのではなく、特別なカラムで濾過濃縮して、アルブミンを回収して点滴で体に戻す治療法のことです。

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  • 在宅
    ハイフローセラピー

    ハイフローセラピーは鼻カニュラから加温加湿した高流量の酸素や空気、または酸素と空気の混合ガスを投与する呼吸管理法の一つです。
    当クリニックには、ネーザルハイフローを常時設置しているため、緊急で導入が可能です。

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  • IPV(肺内パーカッション
    ベンチレーター)

    IPVとは、気道内に断続的に高速の噴流を導入することで、気道内の分泌物を流動化し、肺胞・肺気管支から痰の分泌物を押し上げ排出することを補助する器械です。

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腹水濾過濃縮再静注法
(CART)とは?

腹水濾過濃縮再静注法(CART)とは?

肝硬変やがんになどによって、お腹や胸に水が溜まることがあります。たくさん水が溜まると食事が摂れない、息苦しい、歩けないなどの様々な症状が強くなります。しかしその水の中には、がん細胞や細菌など悪い成分だけでなく、体に必要なアルブミンという有用なたんぱく成分も含んでいます。CARTとは、自宅で腹水や胸水を抜いてそのまま捨ててしまうのではなく、特別なカラムで濾過濃縮して、アルブミンを回収して点滴で体に戻す治療法のことです。

在宅ハイフローセラピーとは?

在宅ハイフローセラピーとは?

ハイフローセラピーは呼吸器系の問題を抱える患者様に対して、高流量で酸素を供給する治療法です。専用の鼻カニュラを通じて呼吸をサポートします。
当クリニックには、ネーザルハイフローを常時設置しているため、緊急で導入が可能です。

IPV(肺内パーカッション
ベンチレーター)とは?

IPVとは?

IPVとは、気道内に断続的に高速の噴流を導入することで、気道内の分泌物を流動化し、肺胞・肺気管支から痰の分泌物を押し上げ排出することを補助する器械です。肺胞内の酸素化、炭酸ガスの排出促進などの効果も期待できます。気管支拡張症や慢性誤嚥などで痰が多く、自力で排出が困難な方に導入しています。

  • がん性疼痛の方へ
    医療法麻薬の処方や投与

    痛みや生活スタイルを考えて、ご自宅でも安心して医療用麻薬が使用できるように、専門的にサポートいたします。医療用麻薬の使用方法は、内服薬・貼付薬・座薬・持続皮下注射・持続静脈注射などがあります。

  • 中心静脈
    カテーテル挿入術

    点滴が必要だけど血管が細くて針が入らない、高カロリーの点滴を受けたいというご希望があった場合、簡単な手術にはなりますが、自宅でも中心静脈カテーテル挿入術が可能です。

  • 胃瘻や腸瘻、胃管
    カテーテルからの経管栄養

    胃瘻(いろう)とは、様々な病気や状態によって、口からの食事摂取がむずかしくなった患者さんの胃に、カテーテルという管を留置して、直接栄養を投与する方法です。

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  • 腹腔穿刺

    がんや肝硬変などでお腹に水が溜まると、苦痛が大きく生活にも影響します。そのため、自宅で超音波検査を行いながら、お腹の水を抜くことで苦痛の緩和を図ります。

  • 胸腔穿刺

    がんなどで胸に水が溜まると息苦しさが強くなります。自宅で超音波検査を行いながら、胸に溜まった水を抜くことで、息苦しさの緩和を図ります。

  • 在宅酸素療法の導入や管理

    酸素吸入が必要となった場合は、24時間365日で酸素会社の方と連絡をとり、すぐにご自宅で酸素吸入を始めることができます。

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  • 人工呼吸器の導入や管理

    新生児・小児も対応しています。
    酸素吸入と同様で、24時間365日すぐに人工呼吸器の導入ができます。また、患者様やご家族でも安心して使用ができるようサポート体制もしっかりしていますのでご安心ください。

  • 在宅輸血

    病気の進行で輸血が必要となった方で、寝たきり等の理由で通院での輸血を受けることが困難となった方を対象に、大阪府赤十字血液センターと連携を図り、在宅輸血を実施しております。

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胃瘻(いろう)とは?

胃瘻(いろう)とは?

胃瘻(いろう)とは、様々な病気や状態によって、口からの食事摂取がむずかしくなった患者さんの胃に、カテーテルという管を留置して、直接栄養を投与する方法です。カテーテルはいろいろな種類がありますが、上の写真はボタン型のバンパー型といわれるものです。流動食といわれるものを入れたり、ご飯そのものをミキサーなどで柔らかくしたものを入れることもできます。管理の仕方は、すべてご指導しますので大丈夫です。

在宅酸素療法とは?

在宅酸素療法とは?

在宅酸素療法とは、肺の機能が低下して、動脈血液中の酸素濃度が異常に低くなることで息苦しさが生じると、普通の生活が送れなくなります。そのため、自宅で酸素発生装置を使って、酸素を肺に送ります。酸素吸入で楽になることで、外出ができるようになるなど、生活の幅を広げることができるのです。

在宅輸血とは?

在宅輸血とは?

病気の進行で輸血が必要となった方で、寝たきり等の理由で通院での輸血を受けることが困難となった方を対象に、大阪府赤十字血液センターと連携を図り、在宅輸血を実施しております。実際に実施する際は、訪問看護ステーションとともに、ガイドラインに基づき安全に実施できるよう、副作用にも速やかに対応できる万全の体制で実施しています。

在宅医療の対象エリア(大阪府高槻市・茨木市・島本町)

AREA

在宅医療の対象エリア

対象エリアとしては、大阪府高槻市・島本町・茨木市・枚方市(一部のエリア)に居住されている方で、片道30分以内での訪問が可能な方になります。
詳細は、お気軽にお電話でご相談ください。

COST

在宅医療の費用について

在宅医療の費用について

  • 居宅療養管理指導として月に約500円が加算されます。
  • 在宅酸素療法や胃瘻管理、気管カニューレの管理や心電図などの検査を行うと加算があります。
  • 院外処方箋であるため薬代は別途必要となります。
  • 薬局からの居宅療養管理指導として、ご自宅での服薬指導を受ける場合は月に約500円が薬代に加算されます。
  • 指定難病受給者証、重度障がい者医療証をお持ちの方、生活保護の方は公費又は減額対象となります。
  • 交通費は無料です。
  • 各種保険の取扱い:国民健康保険、社会保険、生活保護指定など